日本各地に数ある天空の城の中で、江戸時代からの天守が唯一残っているのが、岡山県の備中松山城です。天然の岩の上に直接石垣を築き、標高432メートルの山の上に建てられた天守は、まるで鉄壁の要塞。ところが、この城に込められた願いは、ちょっと意外なものでした。