今回の主人公は、香川・高松市の看護師、東山早希さん(27)。働いているのは、「ホスピス」という特別な病棟だ。入院しているのは、末期のがん患者たち。患者が抱える病気の痛みや不安を和らげ、最期まで自分らしく過ごしてもらえるようにケアするのが東山さんの仕事だ。高校卒業後、看護の専門学校に進み、あこがれの看護師となった東山さんだが、就職した病院で待っていたのは、患者がめまぐるしく入れ替わる多忙な医療現場。